のとノート

どこかの誰かの浪人→大学生活→社会人の様子が見れる

かそう

今大学祭が行われていて、ちょうどハロウィンの時期ということもあって仮装してる人たちがたくさんいます(マスクちゃんとしてる)。私の入っているサークルでもメイド服を着たり執事服を着たり、版権キャラのコスプレをしたりと、皆が思い思いの仮装をして鬼盛れてる写真を撮ってLINEのグルチャに上げまくっています。仮装、かそう、火葬…

で、火葬の話を書きたいなと思います。私が初めて参列したのは、父の友人のお葬式でした。正直小さい頃すぎて何も覚えていないのですが、まだ箸使いが下手だったので、クソでかい箸みたいなやつで骨を拾うのに死ぬほど時間がかかったのと、なんか和同開珎みたいなやつが一緒にあった気がしないでもないです。安定のフワフワ記憶力。

中2の夏に父方のおばあちゃんのお葬式に出ました。おばあちゃんの死装束姿を見た時に、おばあちゃんの見た目をしているのに息も話したりもせず、さはに口開かないように白い布でくるくるされてて「なんか不気味だな~」と感じました。あとお昼に出たご飯がほぼ食べれないもので構成されていて、すごくムカつきました。父方の親族の中では、私だけぶっちぎりで歳下な上に、おばあちゃんが住んでいた所は本当に限界集落みたいな場所で老人ばっかりいたので、色々な人に何回も話しかけられました。方言ヤバすぎて何言ってんのかわかんなかったです。

普段めっちゃヘラヘラしてる父も、すっごいよく笑う従兄弟もみんな泣いていて、ちょっと怖かったです。お焼香は前の人のをガン見してその場で一発勝負!って感じだったし、お坊さんがお経を唱えている時はずっと寝てました。「なんかいなくなっちゃった実感湧かないなぁ~」とぼんやり思っていたのですが、一周忌でお墓参りをした時に「もういないんだ」と強く実感しました。大きい家なのにもうおじいちゃんしか住んでいないし、持っていた田んぼや畑も売り払ってしまったので、GW前にあった田植えのお手伝いもとっくの昔に無くなりました。おばあちゃんの炊く水分多めのごはんと、なんかよくわかんないおでんの強化版みたいなやつに入ってるオリンピックの輪っかを分解して限界まで柔らかくした謎の物体が大好きでした。

この文章書いてて思ったんですが、語尾が全部過去形ですね。父方のおじいちゃんは今老人マンションみたいなところに住んでいます。ヘルパーさんとか看護師の方もいて、3食付きでひと月15万円。クネクネした山道を通らないと行けない場所で、車酔いの酷い私は毎回気分が悪くなっていましたが、おじいちゃん家に今誰も住んでいないのはとても寂しいです。来月の後半に地元に帰るので、その時に老人マンション行きたいです。